2021~2022年度 会長挨拶

 

 我々京都洛南ライオンズクラブは結成49周年を迎える年度となり記念すべき50周年まであと1年となりました。また本年は東京にて延期されていたオリンピックが開催される予定でもあり、本来であれば日本国中が祝福の雰囲気を持ってその動向を見守る時期でもあるはずでした。
 しかし周知のとおり新型コロナウィルスによる影響下においてはその祝福も自粛の雰囲気と化し、社会全体の経済や我々生活環境に対し悪影響を及ぼし、変化対応を余儀なくされる時代であることは言うまでもありません。事実その渦中においての様々な活動は制限され、ライオンズクラブにおけるアクティビティも同じく困難な状況であると思われます。
 その制限された状況下において京都洛南ライオンズクラブのメンバーとしてどのように気概を持ってクラブライフを充実させるのか、またこの状況を好転させ記念すべき結成50周年へと繋げることができるのかを考えた結果、本スローガンを「千里の行も足下より」とし、サブタイトルに~知恵と労力をもって社会に貢献~とさせて頂きました。

 「千里の行も足下より」ですが言い換えれば「千里の道も一歩より始まる」と言う中国春秋時代の哲学者の老子の言葉と伝えられています。どんな大きな仕事でも身近なことから始め、少しずつ積み重ねることで目的に達することができると言う考え方です。活動を制限されている状況下においてや生活様式の変化などによって本年度も例会やアクティビティが限定されてしまう恐れがありますが、ライオンズクラブの基本理念に変化はございません。どんな苦難な状況に置かれても、今我々に出来ることは何か、小さなことでも、出来る範囲でも、基本理念に沿った行動を目的のために実行していくことが未来へ繋げる重要なプロセスであると考えスローガンとさせて頂きました。
 またそのプロセスの歩みの中で、資財による貢献は当然として、行動が限定される状況下においてもメンバーの皆様が知恵を出し合い、また労力をもって目的に対し連帯することができれば集団から生まれる相乗効果としてクラブの活性化や絆が生まれ、社会への貢献またクラブライフの充実が得られるのではないかと思いサブタイトルを設定させて頂きました。
 役員の皆様やメンバー各位の皆様には1年間何かとご負担をおかけすることも多々あるかと存じ恐縮でございますが、何卒ご高配のほどお願い申し上げ、本年度のクラブスローガンとさせて頂きます。

 

京都洛南ライオンズクラブ 会長 岡本 宏平

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